物を購入する行為、企業に継続して勤め続ける行為は、一つだけの施策によるものではなく、総合的なブランディングによるところが大きいのかもしれません。
商品やサービスが売れない。利益が積み上がらない。離職率が高い。採用にコストがかかりすぎる。
もしかしたら、ブランディングに失敗していることが原因かもしれません。このページでは、ブランディングの重要性についてデータを交えレポートします。

今回は、Hubpostの16 Benefits of Branding & Co-Brandingの記事を引用し考察しています。

ブランディングを向上させる

This is especially true for social media, as 89% of consumers say they’ll buy from a brand they already follow and recognize over a competitor. Given this, having a recognizable and unique brand gives you a leg up with customers, as they would feel safer buying from a business they already know.

抄訳

特にソーシャルメディアでは、89%の消費者が「競合他社よりも自分がフォローしているブランドから購入する」と答えています。そう考えると、認知度の高いユニークなブランドを持つことは、顧客にとって有利な条件となり、すでに知っているビジネスからは安心して購入することができます。

見解

当たり前のことですが、ブランドを育てることが企業の価値をあげ、競合他社から顧客を奪われることが減る。自分がお気に入りとしているブランドから購入する人は89%にもなるというのは驚きです。

ブランディングの一貫性の重要性

Here are some stats that support the benefits of branding consistency:

Uniformly presented brands are 3.5x more visible to customers.
Consistent brand presentation has been seen to increase revenue by 33%.
Inconsistent branding damages a company’s reputation and credibility.

抄訳

ブランディングの一貫性がもたらすメリットを裏付ける統計データをご紹介します。

統一されたブランド表示は、お客様からの視認性が3.5倍になります。
一貫性のあるブランド表現は、収益を33%増加させることが確認されています。
一貫性のないブランディングは、企業の評判や信頼性を損ないます。

見解

一貫性のあるブランドを構築し、ブレをなくすということは非常に重要だと言えます。提供されるサービスや製品は形を変えてもよいが、それを提供する根源であるブランドをぶらせてはいけない。一貫性のあるブランディングを継続することによって3.5倍もの認識度が増え、収益を3割以上も増加させると言っています。

口コミマーケティングの効果

39% of consumers build trust in a brand from peer-to-peer conversations compared to 23% from a brand’s paid ads.
Consumers report that a person like themselves (another consumer) is 14% more credible than a brand employee.

抄訳

消費者の39%は、ピアツーピアの会話からブランドへの信頼を築くのに対し、ブランドの有料広告からは23%となっています。
消費者は、自分に似た人(他の消費者)の方が、ブランドの従業員よりも14%信用できると報告しています。

見解

我々がよく見ている広告は、ほとんど有料広告ですが、実際は、知り合いなどから助言される内容の方が信頼性があり、より強いマーケティング効果があるとしています。およそ有料広告の1.5倍もの効果が得られるとのことです。自分と同じ悩みを抱え、共感してくれる人を信じ、利益追及している企業の従業員よりも信頼できると見るのは、当然のことかもしれません。ブランドを強くするというのは、ファンを増やすことが非常に大切であると言えます。

同じ価値観を持つ企業から人は購入する

Customers are more interested than ever before in buying from companies that share their same values, so having a consistent message to share is critical. In fact, if customers believe you’re making a positive impact on the world, they would pay 31 to 50% more for products and services.

抄訳

お客様は、自分と同じ価値観を持つ企業から購入したいと、これまで以上に考えています。そのためには、一貫したメッセージを共有することが重要です。実際、お客様が貴社が世界に良い影響を与えていると思えば、製品やサービスに対して31〜50%多く支払ってくれるでしょう。

見解

いろいろな価値観の中で、人は生活していて、お客様が傾倒する自分自身のコンセプトがあり、それに共感してくれる企業を応援したいという気持ちが無意識に働くと思われます。企業は利益追及の組織ですが、その組織を通じて世界に良い影響を与えていると顧客は信じたい。それの信頼が強くなれば強くなるほど、多くのサービスが売れるという結果に繋がります。

企業内の人材に対するインパクト

Well-regarded brands can bring down training expenses by as much as 50%.
72% of recruiting leaders worldwide say that the employer brand has a significant impact on hiring.
50% of employers report more qualified applicants.
Strong branding is associated with a 28% reduction in organizational turnover.
Inconsistent branding has been found to embarrass employees and lower morale.

抄訳

評価の高いブランドは、トレーニング費用を50%もダウンさせることができます。
世界のリクルーティング・リーダーの72%が、雇用主ブランドは採用に大きな影響を与えると答えています。
50%の雇用主が、より多くの適格な応募者がいると報告しています。
強力なブランディングは、組織の離職率を28%減少させます。
一貫性のないブランディングは、従業員を困惑させ、士気を低下させることがわかっています。

見解

ブランディングの効果は社外の顧客への影響だけでなく、社内で働く従業員へも大きな影響を与えます。すでに知っているファンが従業員になるのであれば、提供する製品やサービスに詳しく、それに対するトレーニングの必要性も減少してきます。一貫性のあるメッセージを社内にもきちんと広め、離職率を下げ、士気の高い組織作りに役立つことでしょう。

引用元:https://blog.hubspot.com/marketing/benefits-of-branding

まとめ

2021年段階では、企業の価値はブランディングで決まる。そして一貫性を持って同じ価値を示し、それに共感してくれるファンを獲得していく。そのブランドは、製品やサービスへと形を変え、お客様に提供される。それが理想です。ただ実際は企業内でブランドを浸透させることは簡単なことではないと思います。日本企業は団結力が強いと言われています。このデータが企業を少しでも動かし、欧米には負けない特色を出し、従業員や顧客の満足度を高めることを少しでもサポートできればいいと考えています。