ほとんどの人がスマホでサイトを検索する現代。PCサイトだけ作って満足しているのはもはや運営側の人間だけかもしれない。いちいちパソコンを開いて検索するなんて時代遅れになってきています。

運営サイトをスマホで確認できていますか?スマホで閲覧した場合のあなたのサイトに問題があれば、スマホからのアクセスを失い、BtoCのサービスを展開しているとより大きなダメージにつながります。

このページでは、重大なミスを放っておかないように、そしてしっかりと検索エンジンにインデックスされ、サイトが検索されるように、ご自身でチェックできるリストをまとめました。

ページの読み込み速度を高速にする

Even outside of search engine ranking factors, according to Google research, 53% of people will abandon a page if it takes longer than 3 seconds to load.

Your site should be rendering every page in less than one second so these fixes can help speed up your mobile site:

抄訳

検索エンジンのランキング要因以外でも、Googleの調査によると、読み込みに3秒以上かかると53%の人がそのページを放棄するとのことです。

サイトはすべてのページを1秒以内にレンダリングする必要があるため、これらの修正はモバイルサイトのスピードアップに役立ちます。

ページの読み込み速度を早めるには、無駄なコードをとリダイレクトをなくすこと、イメージファイルをきちんとリサイズすること契約サーバーが高速化のソリューションを提供している場合は確認することGoogle PageSpeed Insightなどのページ速度計測ツールを使い速度を確認すること無駄なアニメーションなどの古い表現機能をなくすことが挙げられます。

画面を広く覆うコンテンツで閲覧者を阻害しない

In 2017, Google announced that
“pages where content is not easily accessible to a user on the transition from the mobile search results may not rank as high.”

抄訳

2017年にGoogleが発表したのは
“モバイル検索結果からの遷移時に、ユーザーがコンテンツに容易にアクセスできないページは、上位に表示されない可能性があります。”

  • Popups that cover a page’s primary content, regardless of whether that occurs as soon as a user clicks through from Google search results or occurs as users scroll through the page.
  • Standalone interstitials that are difficult to dismiss – especially if accidentally clicking these interstitials redirects you to a new page.
  • Deceptive layouts, where the above-the-fold portion tricks users into thinking they’re viewing an interstitial.

抄訳

  • Googleの検索結果からユーザーがクリックするとすぐに表示されるか、ユーザーがページをスクロールすると表示されるかに関わらず、ページの主要コンテンツを覆うポップアップ。
  • 捨てがたい独立したインタースティシャル。特に、これらのインタースティシャルを誤ってクリックすると、新しいページにリダイレクトされる場合は要注意です。
  • ユーザーがインタースティシャルを見ているかのように見せかける、折り返し部分の欺瞞的なレイアウト。

一方書きの内容は問題がないとしています。

  • Legally necessary interstitials, including those for age verification and cookie usage.
  • Login dialogs for unindexable content (e.g., private content like emails and content behind paywalls).
  • Reasonably sized banners (e.g., the app install banners provided by Safari and Chrome). Generally, these take up no more than 20 percent of a screen.

抄訳

  • 年齢認証やクッキーの使用など、法的に必要なインタースティシャル。
  • インデックス不能なコンテンツ(電子メールなどのプライベートコンテンツやペイウォールの背後にあるコンテンツなど)のためのログインダイアログ。
  • 適度な大きさのバナー(例:SafariやChromeで提供されるアプリインストール用バナー)。一般的に、これらのバナーは画面の20%以下を占めます。

画面を覆うようなコンテンツで、検索されてたどり着いたユーザー閲覧を阻害するようなものは、検索エンジンは嫌い、ランキングを下げる結果につながるようです。JavaScriptなどで故意に隠されたコンテンツでも、検索エンジンはコンテンツとは見なさずあまり大きな問題にはならないようですね。バナーの大きさも画面の20%程度に収まるように調整するのが望ましいようです。

モバイルサイトとPCサイトで閲覧制限をしない

If your mobile site is drastically different from your desktop site, you may find that there’s content missing between them.

Googlebot should be able to crawl your website like an average user, which means restricting access to JavaScript, CSS, and image files on your website can potentially harm your rankings.

抄訳

モバイルサイトとデスクトップサイトが大きく異なる場合、両者の間にコンテンツが欠けていることがあります。

Googlebotは、一般ユーザーと同じようにウェブサイトをクロールすることができるはずです。つまり、ウェブサイト上のJavaScript、CSS、画像ファイルへのアクセスを制限すると、ランキングに悪影響を及ぼす可能性があります。

PCサイトとモバイルサイトで内容が全く違うものを検索エンジンにインデックスさせようとすると、特定のファイルをモバイルのクローラーから閲覧禁止にする場合があります。これは問題になるのでやめた方が良いようです。Fetch by Googleなどを使い、モバイルフレンドリーになっているのか?を確認しましょう。robots.txtできちんとコントロールすることも大切です。

動画やマルチメディアが埋め込まれているページに配慮する

Before you include video or multimedia on your page, consider how it will affect your site speed and whether your video embedding is playable on all devices.

抄訳

動画やマルチメディアをページに掲載する前に、サイトの速度にどのような影響を与えるか、また、動画の埋め込みがすべてのデバイスで再生可能かどうかを考慮してください。

Googleはhtml5を推奨しており、その仕様にあった条件で動画コンテンツなどを掲載しましょう。モバイルサイトだと表示速度が遅くなる傾向にあるので、ダウンロード容量をきちんと押さえた上の対応が必要になるようです。

PCとモバイルで相互にエラーとなるページをなくす

Faulty redirects constitute a significant issue in websites that haven’t been optimized for mobile. This is especially true on websites with separate desktop and mobile URLs.

抄訳

モバイル向けに最適化されていないウェブサイトでは、誤ったリダイレクトが大きな問題となります。特に、デスクトップ用とモバイル用のURLが分かれているWebサイトでは、その傾向が強くなります。

PCページでは閲覧できるのに、モバイルページでは閲覧できない場合、検索エンジンでの評価は下がるようです。相互に同じコンテンツが閲覧できるようにサイトを変更する必要があります。一番の解決方法はレスポンシブデザインにすることのようです。

schema.orgやStructured Dataを活用する

If you aren’t yet using Schema or Structured Data markup to categorize your content, then you’re missing out on a critical driver of organic CTR. Google and its users tend to respond to rich snippets that showcase examples of the information they’re seeking.

抄訳

もし、まだスキーマや構造化データのマークアップを使ってコンテンツを分類していないのであれば、オーガニック検索のCTRを高める重要な要因を逃していることになります。Google とそのユーザーは、求めている情報の例を示すリッチスニペットに反応する傾向があります。

htmlのコーディングで、きちんとインデックスされるために、schema.orgを使用して、コーディングをするとより効果的のようです。

レスポンシブSEOを採用しよう

Desktop and Mobile SEO all start in the same place: usability.
The secret to any successful SEO strategy lies in a solid understanding of your audience. This research should be the backbone of everything you do – SEO, content, site design, etc. If you know how consumers behave online, you’ll be better able to appeal to your audience.

抄訳

デスクトップとモバイルのSEOは、ユーザビリティという同じ場所から始まります。
SEO対策を成功させる秘訣は、ユーザーをしっかりと理解することにあります。この調査は、SEO、コンテンツ、サイトデザインなど、すべての作業のバックボーンとなります。消費者がネット上でどのように行動するかを知っていれば、オーディエンスにアピールすることができます。

ウェブページの最適化、キーワードの最適化ももちろん重要ですが、PCとモバイルの住み分けとして、閲覧している潜在顧客はどのようにサイトをつかっているのか?ニーズは何なのか?をきちんと調査することが重要だとしています。それを加味した上で、上記の対策が有効に働くことでしょう。

引用元:https://www.searchenginejournal.com/mobile-seo-mistakes/194277/

まとめ

冒頭でも申し上げた通り、アクセスの多くはモバイルサイトからというサイトは少なくありません。運営者がPCサイトばかりを確認する。顧客がもバイスサイトばかりを確認するでは、本末転倒です。その隙間を埋め、同じユーザー体験を共有しながら、どうしたら自身の製品やサービスが効果的に伝わるのか?を検討し、閲覧者が必要としていることを知ることを無意識に妨げないことが重要です。この無意識にとは、故意ではなく行なったミスによるものが多く、画像がの圧縮し忘れだったり、モバイルページでの表示エラーであったり、表示速度が遅くなって閲覧者が見られない状態であったりになります。

もはや検索エンジンを騙す行為は不可能です。検索エンジンからのアクセスを流入したいのであれば、仕様に則ったコーディングを行い、必要な情報をきちんと検索エンジンに伝える努力を今後も継続的に行なっていく必要があります。


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